STIHLチェンソー MS170Cの修理

STIHLチェンソー MS170Cの修理

やっぱりプロが正解に辿り着く時間にはお金を払う価値があるしと思うし、その金額はリーズナブルだと思う。そして敬意を払う必要もあると思う。

でも、「自分でやってみたい」という気持もあるし、毎日お金を稼ぐために使っている道具でもない場合、支払う絶対的な金額が自分の中で合わない場合もある。

つまり、「お金を掛けて直すほど使っていない」という場合ですね。

そこらへんの兼ね合いで「自分でやってみよう」という判断になるのだと思う。

失敗も多いけど。

STIHLチェンソー MS170Cの修理
STIHLチェンソー MS170C。数年前に購入して問題なく使えていたんだけど・・・

最近、調子が悪くなってきた。回転を上げたり、負荷かかかるとぶぅぅぅぅ〜〜〜っっと回転が下がり、停まってしまう症状が出てきた。

どちらかというと段々に・・・という感じだ。パーシャルで使えば使えることもあるのだけれど、さあ行くぞ!というところでストールしてしまうので、ものすごくストレス。

安い刈り払い機などはこの症状の場合、イグニッションコイルの不良ということが多いのだけれど、聞いてみると数年ではそれはありえないという。

プロに聞いてみると、問題は「キャブもしくは燃料パイプだろう」というヒントを貰った。

STIHLチェンソー MS170Cの修理
この機械、以前なぜかリコイルスターターのヒモが切れてしまい、適当なヒモを取付けているのだった。リコイルスタータのヒモが切れるとバネがバチンと伸びてしまい、大変めんどくさいのであった。
STIHLチェンソー MS170Cの修理
とりあえずバラしてみる。

ホームセンターの安い機械を使い慣れている僕としては、イグニッションコイルの線は捨てきれなかったのだけれど、詳しい人のアドバイスを尊重してそこからかかることにする。

使う頻度が少ない場合、キャブのダイヤフラムがいかれることが多いらしいのでそこから見てみる。

確かにヘナヘナになっているのでまずそこから交換してみる。

ダイヤフラムとパッキンのセット、キャブレターパーツセットという部品が出るらしいので(¥2,640)そこから交換してみる。

変化なし。

やっちまった。こういうところがシロウトだ。もうひとつの燃料パイプの劣化による亀裂というのをあたってみることにする。

うーーーーん・・・よく見るとヒビが入っているような気がする・・・

そんな年数使っていないので、まさかと思いよく確認していなかったのだが、こっちだったか!

アイドリングではそんなに問題はなくても、アクセルを開けて負圧が高くなると、そのヒビからエアを吸って燃料が行かなくなってしまうようだ。

STIHLチェンソー MS170Cの修理
遠回りになったが、部品を取ってみる。(もちろんこの時点ではイグニッションコイルの線は消えてはいない)

オリジナルは黒かったのにこちらは何だか微妙な色。対策品かもしれません。(価格は¥1,500くらい)

でも、このままでは終わりません。もし、この部品が取れなかったら修理できないわけですから、これを買わないで済む方法をまず試してみます。

困ったときはコーキング

困ったときは安くて頼りになるコーキング。

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ちょっと見えにくいですけど、取った部品は赤丸のところに使われていて、それを白のシリコンでめっこり包んでみました。元は黒かった燃料パイプが全く見えないくらいに白のコーキングを塗りたくっています。

なんと、これで調子はすっかり戻ってしまいました。結局、キャブレターパーツセット¥2,640も必要なければ、燃料パイプ¥1,500(くらい)も必要なかったってことです。

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ピントが前に来てしまった・・・キャブレターを外すの、いろいろリンクが付いていてめんどくさかったのだけど、燃料パイプの問題なら、キャブを外すことすら無かったなあ・・・

まずここからかかれば、そんなにお金も必要なかったということです。やっぱり授業料は払わなくてはなりませんね。

というわけで結論。

2ストエンジンの道具の不調はまず、燃料パイプの亀裂から探せ!

でした。

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