お金がないのでいろいろ壊さない程度に調子の悪いものを修理(破壊?)しようとしているのだけれど、実際シロウトができることなんて限られてる。
そして当然知識と経験のなさから、やらなくてもいいことをしてみたり、必要のない部品を買ったりすることもすごく多い。
結局、うまくいけばラッキー。ダメなら経験値アップ+楽しんだでしょう・・・ということで納得するしかないなあ・・・
今回は見立てがはずれてやらなくてもいいことをしてしまった例。
古いリョービのコンプレッサーが調子悪い。今の100Vで動くコンプレッサー・・・安いんだなあ。
症状としては、圧が上がらない。ゲージ上はちゃんと圧があっても、安定してエアを吐出しなくて、使うとすぐ下がってしまう。
実際これじゃ使えない。インパクトレンチでホイルナットは締められないし、釘打ちなんかも調子が悪い。
初めのうちはそれらのエアで駆動する道具が悪いのだと思っていたのだけど、もしかしたらこのコンプレッサーのせいなのかもしれない。
750W4極単相モーターコンデンサ始動型。SCL-KRFT
電気の知識も配管の知識もないのでとりあえずばらせるところをバラしてみる。もう古いし、バラして壊れちゃったらそれでもいいや・・・という感じで取りかかる。
後から知ったのだが、これは安全装置のようだ。このナットを締めたい緩めたりすると、タンクの中の圧力を逃がすしきい値が上がったり下がったりする。
バネにプリロードをかけることによって、安全装置が作動する圧を決めているようだ。
バラしたというより、カバーを外しただけなのだけど、中に圧力の調整と再起動のタイミングの調整ができそうなネジが現れた。
はじめからここをあければ良かったんじゃん?
ここを調整すると確かに最高圧力は高くなるし、再起動のタイミングを変えられる。
でも、エアが安定して吐出されないという問題は解決できなかった。
右に回すとH。左に回すとL。そう書いてあるので、右にいっぱいに回して高い圧力・・・と理解していたし、今までそれで問題なかったのだけど・・・
結論から言えばここが問題だったようだ。
できるだけ高い圧力が欲しいということで力任せに右回ししたのか、ここがバカになるか、もしくは回しすぎると意図しない挙動をするようだ。
試しに全部組み直してからこれを左回し(圧の低い側だから本来意図しない方向)に何回転かさせるとウソのように調子よくなってしまった。
うーーーーん・・・取説なしに色々いじるからこうなのか・・・バラしたのはまったくムダだったということみたいだ。
とはいえ、新しく買うこともなく、もちろん部品も何か買うわけでもなく、望んだ形になったので嬉しいのは嬉しい。
この状態でエア工具を使うと、調子が悪いと思っていたものすべて、問題がないことがわかった。いいエアがないと道具もちゃんと働かないみたいだ。