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    Categories: 3Dプリンタ工作製作記

画期的!netfabb basic MACでバッチリ使える!

FLASHFORGEのDREMERにはFlashPrintというスライス(立体物をプリントするファイルにすることをスライスというらしい)ツールが付いていて、3Dファイルは3DS形式とSTL形式を読み込めるようなのだけど、めちゃめちゃエラーが出る。

エラーを無視してスライスすると、ヘンな形になってしまったり、「やった!ちゃんとできてるじゃん」と思っても、穴が抜けていなかったり、サポート形状が必要な本体にまで入り込んできたりする。

ほんのタマに間違ってうまくいったりすることもあるのだけど、時間がかかって仕方ないし、だいたい何で成功したのかもわからないんで困っていた。

ネットで検索すると、STLファイルチェック/修復ツールと言うものがあるそうじゃないか!

MACで使え、しかもフリーということでnetfabb basicを試してみた。その覚え書き。

http://www.netfabb.com/basic.php

ダウンロードボタンの場所がわかりづらく、苦労したけど何とかダウンロードしてインストール。

まずOPENで作ったSTLファイルを読み込んでみる。

右下にオッタマゲーションマークが出てます。こうなったらダメ。それに、茶色い部分が出てるのもダメ。う〜ん・・・

そこでチェック/修復ツールの出番。右上の赤いプラスのマークをクリックしてチェックする。

どこが変わったんだ?色か?ブルーなのが正常らしい。そして右下に検査結果が・・・

右下のダイアログに悪いことが書いてある。

拡大したものがこれ。右のBorder edges,invalid orientation,Holes がゼロ(0)じゃないのがイケナイ。これをゼロにしたい。

また、Shellsも本当は1にしたい。(でも、ヒトケタならとりあえず問題は無し)

どうするかというと、左下のAutomatic repairのボタンをクリックする。

するとこんなダイアログが出てくる。経験的に下のSimple repairを選んだほうが結果が良いような気がする。で、Executeをクリックする。

こうなった。結果が右下に出ている。

おお!右のBorder edges,invalid orientation,Holes がゼロ(0)になった!でもまだイケナイことがある。茶色の部分があるんだ。

これはポリゴンが裏返っているらしい。これを戻さなくちゃ。裏返ったポリゴンを選択するツールはあるのかな?

あったあった!メニューバーのEditプルダウンメニューの中にSelect Shells with negative volumeというのがあった。これをクリックするとちょうど茶色の部分が選択される。

選択されるとグリーンになる。で、これをひっくり返せばいいんだ。

同じくメニューバーのRepairプルダウンメニューの中に、Flip selected trianglesというのがある!

 

やっほー!オールグリーン。これで正常だ。で、最後に念のためオリジナルを削除しておく。

このダイアログの右下、Apply repairをクリックする。

Remove old partをクリックする。これで正常なものが確定!!

デフォルト画像のおっタマゲーションマークが消えた!正しいSTLファイルを書きだそう。

メニューバーのPartプルダウンメニューからExport partを選び・・・

さらに出てくるプルダウンメニューでas STLを選ぶ・・・これでOK。できたファイルは ファイル名+ (repaired).stl という名前で書きだされる。

できたファイルは何の問題もなく、FLASHFORGE DREMERのFlashPrintに読み込めて、エラーも出ずに快調!

今までえらく時間がかかっていたけど、これで相当時間の短縮ができた。めでたしめでたし。

KTM 350 EXC-F :