ずっと使っているポリカーボネートのMacBook(モデル:Early 2008 モデルナンバー:MacBook4,1)のスペースキーやトラックパッドのタップが利かなくなった。
どうしたのかなあ・・・と思っていろいろといじくっていたら、バテリーを外すとフツーに使えることがわかった。
さらによく見てみるとバッテリーが膨張してトラックパッドやキーボードなどを圧迫して悪さをしたり、キーがストロークしなくなっていることに気がついた。
わかりにくいけど真ん中がふくらんでいる。さらにはねじれて変形していることがわかる。
バッテリーは以前純正のものを交換しているので今回で3個目だ。もうそんなには長く使わないだろうからできるだけ安いのがよい・・・と選んだのがこれ。
¥3,300ナリ。他にも2,000円台のものがあるけど、送料などを考えるとこれが一番安いかな。純正の値段は忘れてしまったけど、こんな値段じゃなかったはず。
一番心配だったのは安くて喜んでも違うMacBookのヤツだったってこと。Macはモデルナンバーだか愛称だかシリアルだかがゴチャゴチャしているのでどうもわかりにくい。
そこで確実を期すために、まずこのMacについてというので確認する。注目点はプロセッサとメモリーの周波数かな。
詳しい情報をクリックしてハードウエアの情報を見る。どうも機種IDというものがMacBook4.1というみたいだ。
この表の中で機種IDMacBook4.1はEarly 2008ということがわかる。やっとこれで秋葉館や他のMacのストアで出てくるなじみある機種名?に辿り着くことができた。
MacBook A1185 MA561 対応 ノートパソコンバッテリーとある・・・ A1185 ?MA561?またヘンな番号がでてきた。
13インチ Apple MacBook A1185 MA561 MA561FE/AMA561G/AMA561J/A 対応とあるけど、僕のMacBookは調べてみるとMB403J/Aというものらしいし、何だかよくわからないけど、形はそっくりなので買っちゃうことにした。
あ!そうそう。これが純正のふくらんだバッテリー。もう蓋が閉まらなくなってる。
手前のシルバーのアルミニウムケースのバッテリーが純正。奥が互換バッテリー。比べてみるとやっぱり純正のほうが高級感がある。しかたないよね。
部品点数も純正のほうが多そう。
純正のバッテリーについているゴムの足みたいなのは互換バッテリーの場合は同じ材料で形だけポコッと。
純正。
拡大するとおおっ!
ここにA1185って書いてあるじゃん!!
A1185バッテリーの名前だったんだ。じゃあMA561ってのもバッテリーの名前だな・・・きっと。
10.8V 55Wh
一方こちらはA1185互換バッテリー。
拡大してみると10.8Vで59Wh。こっちのほうがパンチがあることになってる。でも、よく見ると純正のほうはリチウムポリマー二次電池(LiPo電池)で互換バッテリーのほうがリチウムイオン二次電池(Li-ion電池)ということで少し違うみたいだ。
リチウムイオン二次電池の代表的な構成が、正極にリチウム遷移金属複合酸化物、負極に炭素材料、電解質に有機溶媒などの非水電解質を用いるのに対し、リチウムポリマー電池(LiPo電池)は、リチウムイオン電池の一種で、電解質にゲル状のポリマー(高分子)を使う二次電池ということになってるらしい。
持った感じ、純正のほうがずっしりと重いのに、互換バッテリーは何だか軽いように感じたので計ってみた。
純正リチウムポリマー電池400グラムちょっと。
互換バッテリーリチウムイオン電池250gを切るくらい。う〜ん・・・純正の5/8くらいか・・・リチウムポリマー電池の電解質であるポリマーって重いのか?
まあいい。色も透明感が多く青っぽいので少し違うし、足だって一体成形のプラスチックだけどもう気にしないのだ。今まで使えてたものが使えなくなり、それを直したところで今までと同じなのでできるだけ安いほうがいいや。
というわけで、最後になってしまった感があるけど何の問題もなく使えてます。新品のノートが来たわけじゃないので、何も変わらないってのが悲しい。
ま、¥3,000ちょっとで直ったのは大変ありがたいや。
追記
バッテリーの持ちは重さが半分だけに半分以下。もしかしたら膨らんだ純正バッテリーの方がまだ持つかもしれない。値段が安いから仕方がないけど、やっぱりその値段って性能を端的に、直接的に、速攻で表しているのだとまたしても思い知りました。(またやると思うけど)
蜃気楼のような幻、絶対ないと思いつつもついつい求めてしまう『安くて良い物』。しかし、「安い物は悪い物、もしくは「安い物は求めていた物と違う物」ということを今年何回目か忘れたけど胆に命じたのでした。