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Panasonic 半自動溶接機 パナオートMini180の修理その1

ずーっと修理失敗のハナシばっかりだったので、たまにはうまくいった例も・・・

Panasonic 半自動溶接機 パナオートMini180の調子がずっと悪くて放置していたのを、やっと重い腰を上げて修理した。

ねっ?ひびひびでしょ?

まあ、修理といってもたいしたことではない、CO2のガスホースが劣化し、ヒビが入り、ガス漏れしてしまうため、普通はCO2雰囲気の中で溶接されるのが、サラの空気雰囲気の中で溶接されてしまっていたのだ。

風などでCO2が飛んでしまうと、溶接していてもビートが沸いてしまうことがあるけど、それがず〜〜〜〜っと沸き続けのボッコボコなのだ。

初めのうちは、ビニールテープでヒビを見つけては巻き巻きしていたのだが、追いつかなくなってきた。

ホースだけ新品に取り替えれば直りそうな気がするので、チャレンジしてみた。

長さを測ると12Mほど。内径は6ミリのようだ。純正品ではおもしろくないので、モノタロウで13Mを¥2940で買っちゃたけど、下のリンクのものでも良かったかなあ・・・

呼称8って何のことかわからないけど、既存のブリジストンのホースにも「8」って書いてある。

そんなことよりまずは外すのだ。

ワイヤーフィーダ側から外す。モデルはYM-358UFH。左側の真鍮のナットを外して、更にフィーダからホースを取り外す。

こんな感じですね・・・

 

裏にはプラスチックのストッパーが付いていたのだけど、劣化していて、触ったら割れてしまった。

この部分も外して、CO2ホースだけを取り外す。ゴムの筒の中に入っているけど、抜かないでこのホースを切って取り出してしまった。あとからビニールテープ巻いておけばいいかな・・・って思って。

こうやってフィーダ側が多少の部品の損傷があったけど外れた。

続いて溶接機側を外してホースが取り外し完了!

ついでにアース側のキャプタイヤもものすごいことになっているので外す。

ゴムが風化して、「どうしたらこんなことになるの?」ってなぐらい。被覆しているところのほうが少ない。

なるべくお金を掛けない。というのがポリシーなので、一応、溶接器具屋さんとかでカプラーは売っているのだけど、このカシメを取ったら再利用できるのではないか?と思い、外してみることに・・・

カナノコで切れ目を入れ、ペンチでアルミのカシメを剝く。

取れた!

ホースもボロボロなので、ペンチでブリッと剝けば取れてしまう。なんだか再利用できそうじゃない?

というわけで、全部のジョイントをきれいに剝いて再利用することにした。これでも数千円の節約になるのでバカにならない。取付時はホースバンドで行ってみることにする。

とりあえず今回は取外し編ということで次回に続きます。

KTM 350 EXC-F :